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2011年の為替相場のテーマを探る
先週のマーケットは、FRBが「QE2」(量的緩和第2弾)終了後も緩和的な政策を維持する方針を示したことで、リスク資産全般が一段と買われる展開となった。
米主要3株価指数は大幅続伸し、米株式市場全体のベンチマークとされるS&P500種株価指数は2年11ヶ月ぶりの高値を更新した。為替マーケットでは米ドルが全面安となり、円を除く主要通貨に対して軒並み年初来安値を更新、主要6通貨に対するICEドル指数は2008年7月以来のドル安水準となった。ドル安は国際商品相場の高騰を促しておりNY原油先物は1バレル=113.93ドル、終値ベースで2008年9月22日以来の高値水準へ上昇しており、インフレ高進と景気下押しのリスクを俄かに高めつつある。
こうした状況下で迎える今週の注目ポイントは、
【1】月初恒例の重要マクロ指標の発表と株価動向、
【2】ECB理事会後のトリシェ総裁のコード・ワード、
【3】米金融当局者のドル安とインフレに関する発言、
などが挙げられよう。
米国市場の弱い値動きを受け、売り優勢のスタートが余儀なくされる。シカゴ日経225先物清算値は9800円を下回っており、テクニカル面ではボリンジャーバンドの+1σ(9712円)と+2σ(9892円)レベルでの推移となろう。ただし、過去の流れをみても連休明け後の日経平均は大幅調整する傾向にあった。週末に為替相場における米雇用統計を控えていることも手掛けづらくさせる要因だったため、本日の大幅調整はそれ程嫌気することはなさそうだ。原油相場など商品市況の下げが目立っているが、既に投機的な資金の流出が起こっていたため、想定されていた動きであろう。