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ドルの最弱通貨の位置づけ変わらず再び円高に転じる可能性高い
投機的な円売り続き円安に
1〜3月期の主要通貨の騰落率を見ると、東日本大震災後の急激な円相場の上下動はあったものの、全般的に円と米ドルの双方の弱さが目立ったと言うことができる。これは、市場参加者のリスクテイク志向が非常に強かったことを示している。世界の株価を見ても東日本大震災でいったん急落したものの、その後急激に反発しており、世界経済の成長は引き続き力強く、過剰流動性に支えられて市場参加者のリスクテイク志向が強い状況は続いているようである。
3月17日の日本時間早朝に発生したドル円相場の76.25円までの急落は、日本のFX証拠金取引参加者やオプション取引に絡む損切りのための円買い戻しが背景にあった。それまで円安を予想していたヘッジファンドなどの海外勢も円買い戻しを余儀なくされた。市場にとって不運だったのはこの損切りの円買い戻しが執行されたのがニューヨーク時間夕方5時、日本時間朝6時という市場の流動性が非常に低い時間帯だったということである。
もっとも、ドル/円はすぐに反発し、翌日には協調介入もあって80円台を回復、その後は、日本の景気減速や財政赤字拡大懸念を背景にした海外短期筋による投機的な円売りが続いた。3月最終週頃からの円相場はこうした投機的な円売りを背景に極端に弱くなっており、主要通貨のなかで最も弱く、実効レートペースでは約2週間で5%程度下落、本稿を執筆している4月8日時点でドル円は85円台まで上昇している。
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米国市場の弱い値動きを受け、売り優勢のスタートが余儀なくされる。シカゴ日経225先物清算値は9800円を下回っており、テクニカル面ではボリンジャーバンドの+1σ(9712円)と+2σ(9892円)レベルでの推移となろう。ただし、過去の流れをみても連休明け後の日経平均は大幅調整する傾向にあった。週末に為替相場における米雇用統計を控えていることも手掛けづらくさせる要因だったため、本日の大幅調整はそれ程嫌気することはなさそうだ。原油相場など商品市況の下げが目立っているが、既に投機的な資金の流出が起こっていたため、想定されていた動きであろう。